外資系アナリストによる株式投資入門

- 誰でも実践できる具体的な株式投資手法 -

株価は利益に連動する②

前回はmixiの例で株価が利益に連動する様子をみていただきました。

1つの例だけですと 「たまたまでしょ」と思われるかもしれませんので

本日は追加で3例 示させていただきます。

 

2379 ディップ

アルバイト求人サイト「バイトル」を運営しています。

アルバイト広告の紙→WEB化→スマホ化の流れをうまく読み取り、急速にシェアを伸ばしました。AKBを使ったCMの効果の有効性も高かったと言われています。

この会社も綺麗に赤い線と青い線が連動しています。

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2331 ALSOK

セコムに次ぐ、セキュリティー会社2番手です

ある程度契約数が増えると(特に同じ地域に)警備員(=コスト)を増やさずとも売上を伸ばすことができるので、2014年ごろから急速に利益率が改善し、利益が伸びました。(高固定費ビジネス)

株価は利益の伸びに少し遅れて上昇をしはじめました。

この例では、実際に利益がでている姿を見てから投資をしてもうまくいった例になります。

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7751 キヤノン

逆もしかりです。

キヤノンの主力事業はカメラとプリンターですが

カメラはスマホの影響、プリンターは競争激化やペーパレス化が進む中で利益が低迷しています。

それに連動するかのように株価はアベノミクスの恩恵もなく、低位に推移しています。

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このように株価と利益はほとんどの例で連動しています。

実際似たようなチャートはいくらでも例を作ることができます

 

次回は例を示すのではなく

売上やそのほか項目よりももっとも株価は利益に連動しているということを示したいと思います。