外資系アナリストによる株式投資入門

- 誰でも実践できる具体的な株式投資手法 -

株価は利益に連動する③ 

前回までの記事では

4つの企業例を使って時系列にみて株価が利益に連動している様子を見てきました。

 

今回は1つの業種内で断面を切り取ったときも株価は利益に連動している様子を見ていただこうと思います。

 

まず完成車メーカー7社です

以下では時価総額を株価に読み替えてください

(*時価総額=株価x発行済み株式数=会社が株式市場で評価されている企業価値です)

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図の見方ですが

例えばトヨタ時価総額は1兆8000億円で、2900億の営業利益を生み出しています。

完成車7社合計の時価総額は3兆4000億円、営業利益は5400億円になります。

 

つまりトヨタは自動車7社のうち53%の利益を生み出していて、その時価総額は自動車セクター内で54%と誤差1%になっているということです。

 

他の企業もホンダの3%がやや大きいですが、概ね数%以内の誤差に収まっています。

参考までに売上、純資産など他の指標も載せていますが

 

1番利益が時価総額=株価を説明している姿が見ていただけると思います。